造園業に必要な資格【必要最低限と持っていると良い資格】

これから造園業で働いてみたいと思っている方や、ちょっと興味がある方へ資格の紹介をしていきます。

必要な資格

・刈払取扱作業者安全衛生教育
・チェーンソー取扱作業者特別教育
・玉掛け(技能講習)
・運転免許証(マニュアル車、慣れてきたら中型免許)

この4種類があると作業もやりやすく安全だと思います。

資格は、会社に勤める前に取らなくても大丈夫です。

勤めてから会社で必要な資格を取らせてもらえます。

資格や知識がないと危ない場面があるためこの4種類は持っておくことをおすすめします。

造園業に必要な資格はたくさんありますが、その中でも「最初はこれがあれば大丈夫」という資格とそれに近い「持っていると良い資格」をまとめてみます。

会社ごとに違いはあると思いますが、「こんな感じなんだ!」というのが伝わればと思っています。

住んでいる地域により違いがあるかもしれないですが、参考として資格取得までの期間やおおよその金額もまとめてみようと思います。

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造園業に必要な資格【必要最低限の資格持っていると良い資格をまとめます】

なぜ資格を持っていてほしいかは、毎年事故があるからです。

座学と実技で機械の安全な使い方を学んでおくと、現場で使う時の自信にもなるし作業の流れも良くなります。

作業をしているみんながケガをしないようにできることが一番です。

以下に、それぞれの資格についてなるべくわかりやすいように書いてみます。

必要に応じて補助的な資格・関連資格も紹介していきます。

刈払取扱作業者安全衛生教育

草刈機(刈払機)を安全に扱うための教育です。
農作業や造園、道路工事の下草刈りなどで使う刈払機は、
エンジンや回転刃を使うため事故やケガが多い機械です。
インターネットでもホームセンターでも買うことができるけど、
安全で上手な使い方を知らないと危険です。
この講習を受けることで正しい使い方や点検方法、
保護具の重要性などを学べます。

対象者
草刈機を業務で使用する人
(※農家や造園業者、土木作業者など)

講習時間
1日(約6時間)

費用の目安
5,000円~10,000円前後(テキスト代込み)

受講場所(団体例)

地方の「建設業労働災害防止協会(建災防)」支部

「造園建設業協会」や「農業団体(JAグループ)」などでも実施

緑の安全推進協会など、緑地管理専門団体も対応

探し方
「〇〇県 刈払作業者 教育 講習」で検索すると、地元の開催日程が出てきます。

補助資格・関連知識

振動工具取扱い作業者安全衛生教育(長時間使用による振動障害防止

チェンソー取扱作業者特別教育(山林作業なども並行する人向け)

チェーンソー取扱作業者特別教育

エンジン式・電動式チェーンソーを使用して、
伐木・剪定・玉切りなどの作業を行う人のための法定特別教育です。
労働安全衛生法により、業務としてチェーンソーを扱う場合は必須の資格となります。
チェーンソーの構造・点検整備・安全操作方法・関係法令に加え、
実技では正しい姿勢や操作、安全確認の方法などを学びます。

対象者
造園・林業・建設・土木などで、業務としてチェーンソーを扱う作業者
雇用形態を問わず(社員・アルバイト・派遣も対象)

講習時間
約1日(6〜8時間)
(座学:4〜5時間、実技:2〜3時間)
※一部の団体では2日間コースもあり

費用の目安
15,000円〜25,000円(テキスト・保険料含む)

受講場所(団体例)
建設業労働災害防止協会(建災防)

中央労働災害防止協会(中災防)

地方の林業協会・森林組合

民間の安全衛生教育センター

コマツ教習所・日立建機教習センター など

補助資格・関連資格
刈払取扱作業者安全衛生教育(草刈り作業に必要)

伐木等作業者特別教育(より専門的な伐木作業用)

高所作業車運転技能講習(高所剪定の補助)

補足
修了証は全国で有効・更新不要

趣味での使用は対象外だが、業務で少しでも使うなら必須

職業訓練校などでは割安で受講できる場合あり

玉掛け技能講習

クレーンなどで物を吊るときに、
ワイヤーやフックを荷物に正しく掛ける作業(玉掛け)を行う人のための資格です。
荷崩れ・落下事故を防ぐために、
荷重のバランスやワイヤーの選び方、手信号などを学びます。

対象者
吊り荷の作業に関わる人(建設、製造、運送業など)

講習時間
実務経験なし → 3日間(学科+実技)

実務経験あり → 短縮あり(2日など)

費用の目安
25,000円~35,000円(教材・修了証含む)

受講場所(団体例)

建設業労働災害防止協会(建災防)

中央労働災害防止協会(中災防)

民間の技能講習センター(コマツ教習所、日立建機教習センターなど)

補助資格・関連資格

クレーン運転士免許(実際にクレーンを動かす側)

小型移動式クレーン運転技能講習(後述)

高所作業車運転技能講習(作業場所が高所の場合)

補足
一部の職業訓練校や職能開発センターでも実施しており、料金が安くなることも。

運転免許証(マニュアル車/中型)

仕事で使う車(マニュアル車)や、中型トラック(総重量7.5t未満)を運転するために必要な免許です。

普通免許(MT)
マニュアル操作の車を運転できる

中型免許
車両総重量7.5t未満(最大積載量4.5t未満)を運転可能。3tユニック車や4tトラックなどに乗れるようになる

対象者
運送業、造園業、建設業などでトラックを運転する人
費用の目安:

普通MT免許 → 約25万円(合宿の場合は安くなる)

準中型免許 → 約25万〜30万円

中型免許(8t限定解除含む)→ 約15万〜20万円(普通免許所持者の場合)

受講場所(団体例)

各地の指定自動車教習所(公認自動車学校)

合宿免許センター(費用が安く済む)

補助資格・関連知識

フォークリフト運転技能講習(荷物の積み下ろしも行う場合)

準中型免許:18歳以上でも取得でき、2t~3tトラックに乗れる

大型免許:将来的に10t車なども視野に入れる場合は検討可

補足
MT車に慣れてから中型免許を取得するのがスムーズ

企業に就職後、補助金や資格取得支援制度を活用できることも多いです。

まとめ(資格取得の流れの例)

造園や土木の仕事をする人であれば、以下の流れで資格を取ると効率的かなと思います。

普通免許(MT)取得

刈払取扱作業者安全衛生教育(草刈・整地用)

玉掛け → 小型移動式クレーン(重機作業に対応)

中型免許 → 3t・4tユニック車などの運転可

フォークリフト/チェンソー特別教育なども並行取得可

資格講習を探すときのコツ

おすすめの探し方
「〇〇県 玉掛け講習 日程」などで検索すると、下記のようなホームページが出てきます。
参考にリンクを貼っておきます。

リンク先で、技能講習・各種教育のご案内をクリックして、取りたい資格・地域・日程を確認することができます。

建災防(建設業労働災害防止協会)

ハローワーク・職業訓練も要チェック
求職中の方は、無料の公共職業訓練で資格が取れるケースもあります。
費用は無料か、実費数千円程度で済むこともあるそうです。

講習を受ける方法は色々ありますが、個人で受けに行くこともできますし、会社で申し込んでもらうことで受けに行くこともできます。

働いているみんなで資格を持っていれば現場での安心感も増しますし、給料が増える可能性もあるので、どんな資格でも持っている方が良いと思います。

ぜひ、色々な資格に挑戦してみてください。
私も頑張ります!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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