【アカマツ】みどり摘みするとどうなる?【芽が増えて整いやすい】

アカマツ・みどり摘み・やり方・7月の様子

アカマツを格好良くするために大事になってくるのが「みどり摘み」です。

最初に思うのは、みどり摘みの「みどり」って何?と感じますが、簡単に言うと「マツの新しい芽」です。

では、みどり摘みについて簡単にまとめてみます。

アカマツのみどり摘みとは?

枝の先端から新しく伸びてきた柔らかい芽のことを「みどり」と言います。
それを指で折ったりハサミで切ることで、伸びを抑制しながら芽の数を増やすことができる作業です。
芽を折ったり切ったりすると、芽の数が増えるのが一番の利点だと思います。

なぜ、みどり摘みするの?

マツの新しい芽は将来的に新しい枝になり、その先にまた新しい芽が出ることを繰り返して大きくなっていきます。
それを、一早く抑えることができる比較的簡単な方法です。

これらの作業は意外と単純で簡単であり、すごくいいメリットです。

みどり摘みのやり方とその後について、画像を貼りながら書いていきます。

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【アカマツ】みどり摘みのやり方とメリット【格好良くなります】

アカマツ・みどり摘み・やり方

最初にみどり摘みの時期についてです。

みどり摘みの時期はいつ?

4月下旬~6月中旬だけど、理想は5月中

4月下旬は暖かい地域で、6月中旬は涼しい地域というイメージです。

なので、間を取って5月中に作業ができたら良いと思います。

なぜ5月?

みどりが成長しすぎて固くなってしまうため
みどりが柔らかい方が作業が簡単!

6月になるとみどりが成長し太く長くなり、指で折れずにハサミを使わなければいけなくなります。

ハサミでも大丈夫ですが、指で簡単に折れるくらい柔らかい方がやりやすいです。

ハサミだとダメ!ってことではないので、指とハサミでやってみてやりやす方を選んでみてください。

みどり摘みのやり方と考え方

ここからは、みどり摘みのやり方と考え方や摘むと何が変わるのかをまとめていきます。

みどり摘みのやり方

アカマツ・みどり摘み・やり方・摘み方

やり方はシンプルに「新しい芽を折る」ことを繰り返していきます。

みどりを指でつまんで、指先に少し力を入れて軽く引けば折れます。

もしくは、つまんだらねじるのでも大丈夫です。

折られた部分もしくは、折った芽の下の辺りからさらに新しい芽が一つ~複数吹き返してくれます。

芽を短くしつつ数を増やせることが最大のメリットです!

きれいに格好良く造るためには、枝や芽の数の密度は大事な要素です。

イメージは、細い葉や細かい葉の木で輪郭をきれいに出すには密度が必要で、密度が低いと透けすぎて輪郭がぼやけてしまいます。

枝の中は透けている方が良いですが、輪郭部分は芽の数をそれなりに多くして良く葉をむしるのがポイントになります。

どこで折る?

どこで折るかは考え方になります。

イメージは、、

・長くしたい場所は半分より先端寄りの場所
・維持するため半分以下
・短いまま枝数を増やしたい場合、元から折る

こんな感じです。

アカマツ全体を離れたところから眺めてみて、「もう少し伸ばしても良いかな」という部分と、「伸ばす必要はないけど色が薄く見えるかな」などを確認してどのくらいにするかを決めてみてください。

基本的には「長い芽は折ろう!」って感覚で大丈夫です。

ちょっと詳しく書いていきます。

枝を伸ばしたい

枝を伸ばしたい場合は、先端付近か半分くらいの長さで折ります。

折られたところから新しい芽が複数出てくれれば、その年の夏や冬の手入れの時に良い向きの芽を残して剪定して葉をむしればきれいにすることができます。

これを毎年繰り返すことでお気に入りの形を造っていけます。

アカマツ・みどり摘み・やり方・芽を折った下から新芽

良い芽の向きの芽とは?

向きが良い芽は、伸ばしたい方へ向いている芽のことです。

どの木も基本的には、幹から見て外向きの芽です。

形を造ることが多いマツ類の良い方向の芽は、幹から見て上向きから外向きという感じです。

例外もありますが、「幹から見て外向きね!」と覚えてみてください。

維持するため

大きさや形を変える必要がない場合は、それを維持するために半分より下で折ります。

アカマツ・みどり摘み・やり方・芽の高さを合わせる

半分以下で折っておいて、その年の夏と冬で剪定する時に残す芽を選び、ハサミで枝を剪定して葉をむしり大きさを維持する手入れを繰り返していきます。

なので、形ができている枝ではあまり深く考えずに、「みどりが長く伸びているから折っておこう!」という感覚で大丈夫です。

一度やってみて、芽を折るとどうなるのかを経験してみると、どのようにしたら自分の好みになるかの感覚をつかんでみてください。

元から折る

これも維持するための方法です。

感覚として違いがあり、みどりを元から折ってしまうと枝が枯れてしまうかもと不安を感じると思います。

アカマツ・みどり摘み・やり方・芽が一本しかない
アカマツ・みどり摘み・やり方・芽が一本しかない・半分で折る
アカマツ・みどり摘み・やり方・芽が一本しかない・半分で折っても芽が増える

心配な場合は、長いみどりの元に短いみどりがある場合に試してみてください。

アカマツ・みどり摘み・やり方・元から折る場合

長いみどりを折って新しい芽が出なかったとしても、残しておいた短いみどりが成長してくれます。

もしくは、折った場所からさらに多くの芽が出てくれるかもしれません。

どうなるかの予想は難しいので、「元から折る時は保険の芽がある時にする!」という感じで大丈夫です。

何をするにも加減が必要なので、無理をしないようにやってみましょう。

アカマツ・みどり摘み・やり方・細い枝・小さい芽

まとめ

アカマツ・みどり摘み・やり方・芽が増えた後・芽が開く
8月で芽が開いた様子

みどり摘みの作業自体はあまり難しくないため、挑戦してみる価値はすごくあります。

その時期は、「5月にやればいいんだな!」と覚えておけば大丈夫です。

最初に挑戦する時は、伸ばしたいか伸ばしたくないかなどを気にしなくて大丈夫です。

同じアカマツでも個体差があって、芽を折られた後の新芽の具合も多少の違いがあります。

結果を知るには、まずやってみて一年間の様子を見てみるのが一番早いです。

どのくらいの太さの芽が出るか、どのくらいの本数の新芽が出るか、枝の成長の具合がどうか、などなどたくさん確認できることがあります。

これはやってみないと得られない結果なので、遊びとか実験みたいな感覚で楽しみながらやってみてください。

やったことがないことでもやってみようと思ってもらえたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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