
この方法は、今植えられている木を安定させるのと新しく植える木を安定させるために使うことができます。
強風で傾いてしまった木を立て直して固定するのにも便利です。
・ロープで支柱をするやり方
・縛り目が移動する縛り方
・手が届かないところに縛り目を作る方法
・南京縛りのやり方
・最後の留め方2種類
このようなことについてほぼ画像で書いていきます。
最後の完成例の2種類は下の画像のように、、


多少の違いはありますが、やりやすそうだと感じる方で大丈夫です。
お時間がある時に、画像で分からなかったところだけでも見ていただけたらと思います。
【ロープで支柱】丸太や竹がない場合ロープで支える南京縛り
使う道具は、、




これだけあれば大丈夫です。
最初にスギ皮の下準備

今回は、木を植える場合でやっていきます。
杉皮を巻く位置は、木の高さの先端から1/3くらいでなるべく上の方につけた方が効き目があります。
ロープ支柱をする木が大きい場合、木を立て込む前にロープを付けておくと楽にできます。
高いところで作業しなくて済むからですね。
仮留めはすぐにほどくので、簡単な縛り方でやっておきましょう。
縛り目が移動する結び方2種類
2種類あるけど、ほとんど変わらないのでどちらでも平気です。
ここからは画像でいきます。







これで完成です。
次は、縛り目がほどけにくいやり方です。


最後に片結びをしておくと抜けにくくなります。



この縛り方を3本作れば地面に引っ張って固定させることができます。
3本のロープの振り分け方

適当に3本付けるとロープが枝に当たって皮が剥けてしまったり、引く力のバランスが悪くなってしまいます。
それらに気を付けるため、、




枝にぶつからない場所を探してみましょう。
木を立て込むときにロープが垂れていると邪魔なので、、


木を立てても簡単にほどくことができるくらいの高さにまとめておくと作業が楽です。
手が届かない場所に縛り目を作る方法

同じ縛り方を使って、高い場所に縛り目を持っていくことができます。













これで3方向に引くことができるようになりました。
地面に引っ張り安定させる方法

振り分け方はきっちりではなく、幹からの歩幅で適当に合わせるので大丈夫です。






これで準備はオッケーです。
ここから南京縛り(なんきんしばり)をしていきます。
南京縛りのやり方2種類
1つ目








2つ目




ここから用意しておいた穴と枝を使う




仮留めのやり方

縛りの最後は仮留めしておきましょう。


この後、本格的に締めて最後の縛りに行きます。
ロープ支柱最後のやり方

一本をいっぱいに引っ張らないで、3点を何回かに分けて引く力の強さのバランスを取って行きましょう。


上に巻いていくやり方








上に巻いていく方法はこれで完了です。
下に巻いていくやり方















これで全行程完了です。
まとめ

今回は、竹や丸太支柱がない時に使えるロープ支柱を紹介してみました。
画像の枚数が多いので工程が多いように感じますが、二脚鳥居支柱より使う材料も道具もかなり少ないので、縛り方さえわかってしまえば手間はかからないんじゃないかなと感じております。
練習なら家の中で細いロープや毛糸などで気楽に試すことができます。
「ちょっとやってみたいかも!」と思ったら遊びや暇つぶしで手を動かしてみると、意外と楽しいかもしれないので試してみてください。
この方法を覚えておくと伐採で手が届かない場所に縛り目を作って、吊るし切りをすることもできます。
色々な縛り方を場所ごとに使い分けたり、組み合わせながらその時の問題を解決していくことができるので、単純な縛りでありながら幅広い応用が利く柔軟性が必要です。
頭の運動にもなるし対応力も高まると思うので、作業をやりながらどんどん進化と成長を進めていきましょう。
全部自分のためになるし、人の役にも立てる柔軟な考えをできると効率も良くなって良いかなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事でお力添えができたら嬉しいです。
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