庭に芝を張りたいけど、何を用意して何から始めたらいいかな?
という悩みを簡潔にまとめていきます。
用意する道具~作業の仕上がりまでを分けて書いていきます。
難しいことは抜きにして、これをやれば大丈夫という感じでいきますね。
【芝張り】必要最低限できれいに芝張りをしてみたい
用意する道具からまとめます。
最低限これだけで下地を作ることができます。
芝を張ろうとしているところを平らにするために、ジョレンで土を削りトンボで均していきます。
トンボがなければジョレンと熊手で仕上げられます。
地面を平らにするために敷地の角から角に水糸を張ると、水糸から地面までの高さを揃えていくだけで地面の高さを揃えることができます。
敷地の角はジョレンやトンボだと均しにくいため、「こうがい板」を用意しておくと便利です。
とがっているから角に入りやすいため、1つ作っておくととても便利です。
板を切って簡単に作れるし、滅多に壊れることは無いのでかなり長い期間使うことができます。
均し終わった後は、石や土のゴロゴロしたものが表面にある場合に熊手や竹ぼうきがあると便利です。
石やゴロが集まったら、みで拾います。
捨てるところに困ったら、ちょっと深めに穴を掘って埋めたりして対応してみてください。
簡単な作業の流れ
地面の状況
地面の状況を確認しますが、主に透水性・排水性が良い土に張ると良いと思います。
砂質土・黒土などがありますが、赤土や腐葉土でも根は張ります。
透水性が悪いと水が溜まりやすくなり、根が腐る原因になるので気を付けるべき点です。
コンクリートなどの構造物の間に根を張り芽を出すほど強いので、ほとんどの場合は張りたい場所を平らにすれば大丈夫です。
地面を平らに
芝を張る範囲のそれぞれの角に、杭やピンや木の枝などを挿して水糸を張りましょう。
こんな感じで水糸を張れば平らにするのが楽になります。
地面の凸凹を無くすように高い所を削って全体が平らになるように気を付けてください。
石は全て集めた方が良いですが、土が固まってできたゴロゴロはすべて集める必要はありません。
均していく途中で踏みつぶしたり、こうがい板の側面で潰して崩せば均すことができます。
作業範囲内の低い場所でやれば、高さを揃えながらゴロゴロを無くしていけます。
出来れば締め固める
締め固めることで後々できてしまう凹凸を少なくできます。
「やっと完成したー!」となっても締固めをしていない場合、時間が経つとへこんでしまう部分ができてしまいます。
平らにしなければいけないわけでは無いですが、なるべくなら平らな方が見た目と気持ちは良いかなと思います。
締め固め方は、ローラーやプレートコンパクターなどの機械を使うと平らにしやすくなりますが、端から足で締め固めていくのでも大丈夫です。
足を使う場合に踏み固める面積を増やすために、板にヒモを付けて踏み固めるのでも良いと思います。
こんな感じでやればゴロゴロを無くすのも平らにするのも楽になるかなと思います。
張り方の違い
張り方に多少の違いがあるのは、、
・仕上がりまでの時間
・用意する芝と目土の量
これらが違ってきます。
仕上がりまでの時間と材料
仕上がりまでの時間は、作業時間もそうですが芝の根が広がるまでの期間の違いがあります。
芝を張る予定の場所全面に芝を張るのを100%張りと言います。
芝と芝の間に隙間を空けて張っていく方法もあり、70%張りというのもあります。
こんな違いのイメージです。
材料の具合が多少変わりますが70%張りの方が安くなると思います。
張る面積や地域により価格差があるかもしれないので、買う前にざっと計算してみると良いと思います。
芝張り・%の種類と違い
・100%(全面芝)
・70% (隙間を空ける)
・50%(市松模様)
100%でも70%でも結果としては同じで、芝張りは完了します。
100%張り
どちらが簡単かは、100%張りの方が簡単です。
なぜかは、全面が芝になれば完成だから何かを考えたり測ったりしなくて済むからですね。
70%張り
70%で張るのには面積を測ったり、芝と芝の間隔を合わせたりしないといけないので結構大変です。
70%をなるべく簡単にする方法は、指2本分の間隔で張ると出来上がりです。
幅が合えば良いので、木の板を3.5㎝の幅に切って芝と芝の間に置いたりして幅を合わせるのも楽です。
1m×1mの中で考えてみると分かりやすいと思います。
70%が芝で30%が土の部分というイメージです。
50%張り
50%で張ることを市松張り(いちまつばり)といいます。
この張り方は簡単で良いですが、目土の量がかなり多く必要です。
管理をするのも大変で、水をあげる時にホースでジャバジャバ水を撒くと目土がでこぼこになってしまいます。
ホース先端に取り付けるジョウロや霧で水を撒くようにしてあげましょう。
張り終わった後どうしたら良い?
張り終わったらローラーなどで締め固めたりすると根と土の活着が良くなりますが、一般家庭でそれを使うのは難しいので今回は締め固めない方法で書いていきます。
張り終わったら水をたくさんあげる
芝を張ったら水をたくさんあげます。
どのくらいあげるかは、、
芝の上に水がにじみ出す感じ
歩けないくらい水浸し
このくらいあげましょう。
水をたくさんあげる理由は、、
・空気を抜く
・地面を固める
・活着を良くする
・渇きを防止
これらの理由からです。
水を撒くと空気が抜けて地面を固める準備ができて、土と根が良くくっつき乾きにくくなります。
芝張りをした直後と1~2週間、もしくは乾燥している時に水をじっくりたくさんあげるようにすると、芽が出始めればかなり早く緑が広がっていきます。
流れは、2~3月に芝を張り水を切らさないようにしていきます。
芝の表面を手のひらや指で押してみてパサッとしている感じがしたら乾いているので、たっぷり水をかけてあげてください。
梅雨に入る頃にはかなり新しい芽が出ていると思いますが、一部黄色で新しい芽が出ないことがありますが、心配しなくても大丈夫です。
芝の根が広がって全体的に新しい芽が出るようになります。
大事なのは、芝を張ったらとにかく水が必要ということです。
まとめ
色々書いてしまいましたが、必要な部分だけ簡単にまとめていきます。
道具
・ジョレン
・水糸(色は黄・ピンクなど)
・こうがい板
・熊手(竹・プラスチックどちらでも)
地面の均し方
ジョレンで土を削りトンボで平らに均して行きましょう。
角などはこうがい板を使うと楽です。
水糸を敷地の端から端に張っておき、地面までの高さを合わせることで平らに仕上がっていきます。
芝を張ろうとしているその場所の色々な場所に水糸を張って高さが同じになれば平らになります。
水平器があれば水平にできますが、場所によってはほんの少しだけ勾配をつけておくと水はけがよくなります。
張ろうとしている場所に合わせてみてください。
できれば締め固める
芝を張り終わってしばらく時間が経つと凸凹になる可能性があるため、ヒモやロープを付けた板で踏みしめておくのも良いと思います。
締め固めを少しでもやっておけばかなり違いが出ると感じます。
張り方の違いなど
張り方に多少の違いがあるのは、、
・仕上がりまでの時間
・用意する芝と目土の量
これらが違ってきます。
芝を張る予定の場所全面に芝を張るのを100%張りと言います。
芝と芝の間に隙間を空けて張っていく方法もあり、70%張りというのもあります。
こんな違いのイメージです。
張り終わったらビチョビチョに水をあげて下さい!
初めのうちは毎日か二日に一回くらい水くれをすると枯れることが少なくなると思います。
芝張りは、新芽が出だす少し前(2~5月頃)にお店に売っていますので、芝を張りたい場合はそのくらいの時期にホームセンターで探すか店員さんに聞いてみましょう。
読んでいただいた方のお力になれたり、何かを始めるお手伝いになれたら嬉しいです。
何かを始めるのはすごく大変だったり勇気がいることですが、前に進んでみましょう。
やってみて満足できたり課題が見つかったりで楽しみながら作業ができるかもしれないので、つらい事ばかりではないかもしれないですからね!
少し準備して新しいことを始めてみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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