剪定の基本と聞くと難しいイメージはありますが、やっていることは意外と単純です。
一つの決まりは、、
『三本ある枝の真ん中を切ることを繰り返す』ということです。
この基本がすべてとは言えませんが、これだけ覚えておけば色々なやり方ができるようになります。
この記事では難しいことは抜きにして、このやり方だけのことを短くまとめて書いていきたいと思います。
【剪定の基本】三本の枝がある真ん中を切る【手入れが簡単になります】
三本の枝がある真ん中を切る意味は?
・剪定が簡単に感じる
・見た目の改善
・風通し
・栄養の分散
ざっとですがこんな感じの事が考えられます。
この中で最初に重要なのは、剪定が少しでも簡単に感じられることだと思います。
剪定に慣れるためにこの方法を試してみてください。
剪定が簡単になる方法
三本の枝がある真ん中を切っていくだけで、形を整えながら透かしていくことができます。
これを全ての枝で試してみてください。
これで枝先の剪定が完了してしまいます。
とても簡単な方法ですよね。
この方法は、枝がどんなにごちゃごちゃしていても、木がどんなに大きくてもやることにあまり違いがありません。
いつでもどんな場合でも使える便利な基本です。
枝がごちゃごちゃの場合と木が大きい場合を順に書いてみますね。
どんなに枝がごちゃごちゃでも大丈夫!
枝や葉でどこから枝が出ているか分からない状態でも剪定をやりやすくできます。
枝がごちゃごちゃしているということは、残せる枝がたくさんあることになります。
反対に考えると、切る枝を自由に選ぶことができるということです。
枝がたくさんあるからこそ自由度が広がるのは、プラスに考えられて良いですね!
どこから枝が出ているかを観察してみて、切れる枝を探してみましょう。
どんな枝を切るのか?
基本的には、まとまって枝が出ている中で一番太い枝を切れば大丈夫です。
太い枝を切る理由は、、
・手間が減る
・大きさを抑えられる
・透かして形を整えるのが楽
こんな感じです。
太く強い枝を何本か切ると、残るのは細かい枝です。
これで栄養の分散が完了です。
枝が細かくなると、あっという間に小さくしながら枝が透いて形が整い始めます。
これだけで完成としても大丈夫です。
その時のその木の状況に応じて、
「もう少し枝を減らそうかな?」
「飛び出して見える枝だけ切ろうかな?」
というのもアリです。
どのくらいの仕上がりにしようかは自由です。
「こうじゃないとダメ!」ってことはあまりありません。
あまりないというのは、葉が残らないと枝が枯れる樹種(マツやヒマラヤスギなどの針葉樹)を枝の途中で切ってしまう事とかはダメです。
形や透け具合は、剪定する人の自由で大丈夫という感覚の部分です。
簡単に終わらせたいのか、手間をかけたいのかは人それぞれの感覚で決めて大丈夫です。
いきなり上手に剪定するのはとても難しいので、遊び感覚で色々試しながら自分の剪定を見つけてみましょう。
どんなに木が大きくても大丈夫!
木が大きい場合でも見るところはあまり変わりません。
枝の太さにかかわらず、枝が三本あれば真ん中を切ることを繰り返していきます。
切る順序は、、
・幹の近くから枝を見てみる
・三本枝があれば真ん中を切る
・順番に枝先に向かって見ていく
・枝先まで剪定して完了
基本的にはこんな感じです。
幹の近くを見るのに邪魔になる枝は、とりあえず途中の小枝があるところで切っておいて、切るか切らないかを後で決めるのでも大丈夫です。
枝の観察をしやすくするための手段なので、とりあえずで切っておくという感覚です。
中が見えるようになったら、、
このように、幹から主な枝が一本あって二本に枝分かれをして、その先で二本に枝分かれして、そのまた先が二本に枝分かれという形を目指していくときれいになると思います。
木が大きめの場合は、枝先に向かって枝が広がっていくと形が整い風通しも良くなります。
このようなイメージで剪定をしていくため、木の大きさにかかわらず剪定の基本を使って剪定することができてしまいます。
基本がいくつもあったら切るのに悩んで手が動かなくなってしまいますよね。
進まない・悩んでしまうと感じると楽しくなくて剪定をすること自体面倒になってしまいます。
なので、剪定の基本を一つ覚えてそれを練習していきながら自分のやり方を見つけたり、その場に合わせた基本から外れる方法の考え方などを自分なりに考えてみましょう。
まとめ
今回は「剪定の基本」を書いてみました。
剪定の基本は、三本ある真ん中を切ることを繰り返すことです。
この方法以外にも気にするところはたくさんありますが、まずはここで書いた剪定の基本を試してみてください。
基本以外の事をするのは、臨機応変な作業です。
剪定にだんだん慣れてきたら次のステップに行くように段階を踏んでみてください。
いきなり難しいことをするのは、ちょっと遠回りになってしまう可能性が上がってしまうかもしれません。
木を順序良く剪定していくように、慣れていく手順も端から順にやっていく方が感覚が掴みやすいと思います。
剪定をするのに、切る枝を感覚的にスッと感じられるようになれば次のステップに行って、また課題が見付かってそれを感覚的に解決することを繰り返して自分のやり方が決まっていきます。
良し悪しは自分で決めることができるので、慣れと自由な発想と失敗と改善をその都度楽しみながら繰り返していきましょう。
できないことができるようになるのはとても楽しい事なので、悩み過ぎず少し力を抜いて落ち着いて剪定してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
すぐ下に「剪定に必要なイメージと感覚」「絡み合う枝や重なり合う枝の選び方」などについてまとめた記事がまとまり次第貼っていきます。
お時間がある時に読んでいただき、お力添えができたら嬉しいです。
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