切りたい枝の元とノコギリの角度が合わない場合は、、
・無理をせず少し残す
・合わせて切れるように少し移動し、切りやすいように透く
・ノコギリの持ち方を変えたり、切り始めの向きを変える
このような事を現場の状況で試してみます。
【ノコギリ】元から切れない・切りにくい時の対処法【切り方を変えます】
今いる場所から無理に切ろうとすると危ない場合もあるので、なるべく簡単に安全に切れるようなやり方を順番に書いていきます。
無理せず少し残す

無理をせずちょっと残すのは妥協です。
時には必要なことだと思います。
でも、主に針葉樹系(葉が細くとがっている)は途中で切ると枝が枯れてしまうので元から切りましょう。
途中切りをしても大丈夫な木(キンモクセイやモチノキなど・落葉樹の落葉時期)は、とりあえずで少し残して切っておいて新しい枝が出たら切りやすい枝と入れ替えることもできます。
切りにくい所は最初に元から切らなくても大丈夫で、新しい枝の出具合で作り直してノコギリで切りやすいようにしていきましょう。
ちょっと分かりにくいので、、
1.ノコギリが入らない!
2.切りやすいところで切っておく
3.新しい枝が出てくるのを待つ
4.切りやすい太い枝を元から切る
このような流れで切っていきます。
これを何回か(何年か)繰り返して、理想の大きさや形に作り変えることができます。
時間はかかりますが、確実に切りやすくすることができると思います。
枝の向きに合わせて切れるように少し移動し、切りやすいように透く
合わせて切れるように体の位置・腕の向きや角度を少し変えるだけでもかなり楽になる場合があります。
手が入りにくい時は体に当たってしまう枝を少しだけ透いたり、ギュッと横や下に押して間を空けて切りやすいようにしても良いです。

この時に折れないように加減しますが、折れてしまった場合は切り戻しましょう。
ノコギリの持ち方を変えたり、切り始めの向きを変える

ノコギリの持ち方を変えて切り始めを下からにしたり、ノコギリの刃を上に向けて縦に持って枝の側面から切り始めると切りやすい場合もあります。
枝の上面を北とすると東か西から切り始めるイメージです。
枝の元が複数本あり、ノコギリがまともに当たらない場合など、この切り方をします。
下から切り始める場合、枝を握って上に持ち上げながら切るようにします。
持ち上げていないと木の重みで隙間がなくなり、ノコギリが挟まって動かなくなってしまうからです。
横から切り始めた場合も同じように、挟まらない方向に力をかけながら切っていきます。
西から切り始めたら枝先は東に軽く押しておく感じです。
いつもと違う向きにノコギリの刃があるので、ケガをしないように気を付けて切りましょう。
ノコギリを使う時の注意
力を入れすぎて振り抜いてしまうと危ないので、少しの力で刃を木に擦り当てれば安全です。
ノコギリは刃が木に擦れた回数で切れていくので、力いっぱい引く必要がありません。
力を入れた分、刃は食い込み易いですが疲れもたまりやすいです。
疲れがたまると手元が狂いやすくなり危険が増えてしまいます。
なので危なくない楽な使い方は、ノコギリの重みと少しの下に押す力で引くのが良いかなと思います。
じれったい感じがする場合は、息が上がらない程度の力加減で作業しましょう。
ガツガツ切るより疲れがたまりにくく、全体の流れや効率が良くなると思います。
疲れがたまると気持ちの余裕がなくなる場合があるので、疲れないように作業することが安全につながるはずです。
力を入れすぎて振り抜いてしまう危険

これはすごく危険です。
切れるノコギリでもあまり切れないノコギリでも人間の体には凶器です。
硬い木が切れてしまうので…。
右利きの人が左手で枝を持ちながら力いっぱいノコギリを引いていて、切れた時に左手を叩いてしまいました。
状況が分かりにくいかもしれないですが、枝を持っている左手が切る位置と近い時にこのようになってしまう場合があります。
腕ばかりではなく足も気を付けないといけない場合もあります。
木登りで剪定中に枝の位置により片膝を立てて座っているような状態になってしまったりもします。
この状態で足を掛けている上の枝を切ろうとノコギリを力いっぱい引くと、切れた時に振り抜いてヒザやモモを叩いたり切ってしまったりがあります。
なので切る時は、、
・刃が向いているところに体の一部がないようにする
・体勢的にやむを得ずそのまま切らなければいけない場合は力を入れすぎない
このようなことに気を付けます。
何をするにも加減が必要ってことですね。
余裕をもって作業するのが安全だし効率も良いと思います。
まとめ
少し話がズレてしまったかもしれないですが、ノコギリを使う時は注意が必要ですので気を付けて使いましょう。
ノコギリの角度が合わない時は、無理に元から切らないようにしたり作り直してノコギリが入らない部分を無くしていくと将来的に楽ができると思います。
形が崩れてしまうかもしれませんが、安全に作業するために必要なのかもしれないです。
ケガをすると後悔してしまうし、早い段階で直し始めると安全に形を変えていけます。
ノコギリで枝を切るのは少し緊張するけど、後のことを想像してなるべく簡単に安全に手入れができるようにしておくのが良いかなと思います。
読んでいただいた方のお力になれたら嬉しいです。
最後まで見てくださりありがとうございました。
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