ミカンはそれほど高くならないですが、レモンはかなりの高さになってしまいます。
高いところに実がなっても収穫が大変になってしまいます。
なので、ある程度大きさを決めて育てると楽になります。
目安は脚立などを使わずに届くくらいが良いと思います。
剪定方法はあまり難しくないよう書いていきますね。
【ミカン・レモン剪定】大きさを決めておくと楽です【時期・やり方・コツ】
剪定をする時期は大体決まっていますが、剪定の具合は「ここで切る」と決めつけはありません。
実をつけたいから枝を残そうとか、生活の邪魔にならないように枝を短くしようという感じです。
ほとんどの木が剪定できる基本の「真ん中を切ること」を繰り返すだけで剪定ができます。
なので、あまり気を遣いすぎずに手入れをしてみましょう。
剪定時期→剪定のやり方→剪定のコツ→一連の流れを画像で
の順で書いていきます。
剪定時期
ミカン・レモン共通 3月の暖かくなる頃
このくらいが目安です。
暖かくなってくると新しい芽を出す準備を始めます。
剪定の理由は、中の方の新しい芽や枝に日光が当たるようにして栄養を行き渡らせるためです。
剪定のやり方
一番簡単な方法は「強く伸びている枝を元から切る」ことです。
それだけでもかなりスッキリとして大きさも調整できます。
少し風通しを良くするために幹や枝の途中から出ている小さな枝を元から切って、中の方にも日光が当たりやすいようにすると実を付けた時に色がきれいになります。
ミカン・レモンは結構強い木なのであまり気を遣わずに切っても大丈夫です。
でも、すべての小さな枝を切らずに隙間のあるところは残します。
中の方でも実がたくさんなることがあるので、実をならせるチャンスを残しておく感じです。
剪定のコツ(流れ)
・仕上がりのイメージをしておく
・トゲがある木は刺さらないよう気を付ける
・とりあえず長く飛び抜けている枝を元から切る
・枝同士がぶつかり合っていたらどちらか切る
・枝の途中で切らない
・枝をなるべく二本にしていく
・枝の残し具合、透け具合を確認する
最初に仕上がりの大きさを確認しておきましょう。
「このくらいなら簡単に手が届きそうだな」と決めておくと流れがよくなります。
植えてある場所によっては横幅も確認して、収穫のしやすさと安全性も考えておきます。
トゲがある木は気を付けてください。
剪定の時は皮の手袋が安全で良いです。
特に強く伸びている枝には、かなり鋭いトゲがあるので注意が必要です。
切り落とした後の枝を踏むと靴を貫通して足の裏に刺さるので、踏まないところに避けながら作業を進めましょう。
枝同士がぶつかっていると、トゲで傷つけられた葉が黄色くなって落ちてしまいます。
それを回避するためにぶつかり合う枝をなくしていくか、必要な場合はトゲを切って対処します。
枝を途中で切ると花が咲かなくなり、実がならない枝ができてしまう可能性があります。
なので、枝分かれの元で切るようにして新しい枝が残るように剪定します。
枝はなるべく二本にしていくと栄養の分散ができて良いと思いますが、無理に二本にしなくて大丈夫です。
強い枝の元あたりから何本も新しい枝が出ていれば残しておいて、実がなってくれたら良いかなと思います。
最後に眺めて確認してみましょう。
文章だけだと分かりづらいので、ここからは画像でいきます。
剪定の流れを画像で


























































ここから剪定後の確認です。










このように剪定を進めていくと、まとまると思います。
まとめと動画


ポイントが分かればあまり気を使わなくて大丈夫なので、大きくなりすぎる前に剪定をしてみましょう。
大きくしたい場合には、強く出ている枝を元から切らずに途中で切って枝数を増やすこともできます。
途中で切ると実がならない可能性は高いですが、目標の大きさになって細かい枝を残せば実が付き始めます。
意外と融通が利く木なので自由な形にできます。
その場所にあった形や大きさにして、収穫のしやすさと安全の両立ができるようになれれば一番いいと思います。
今回の記事の動画
最後まで見ていただきありがとうございました。
この記事を読んでいただけた方のお力添えができたら嬉しいです。
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