放っておいて大きくなってしまったマツの剪定をやりました。
寒い時期に強く切ると枯れてしまう心配がある場合は、芽を多く残すと良いと思います。
なるべく分かりやすいように、画像で例を挙げていきます。
これらに気を付ければ簡単に剪定できます。
剪定の目標は「元の姿に近づける」ことです。
一回の剪定で元通りにはならないので、まずは伸びすぎてる枝を切ることから始めましょう。
剪定の基本を使って、放っておいたマツを小さくする方法
まずは太い枝をノコギリで切ります。
切る予定のところで一回で切らないようしましょう。
大きすぎる枝は先の方からばらして切らないと、皮が剥けてしまうかもしれないからです。
切る時は枝の下から、太さの3分の1程度切れ目を入れて上から切るようにすると簡単に切れます。
もし高いとこで作業する場合は、周りの物や自分の乗っている脚立などに当たらないように、十分気を付けてください。
枯葉をどかし枯れ枝を切る
枯葉がものすごく詰まっています。
長い間放っておいたマツの中は、枯葉が積もり枝が枯れやすくなります。
枯葉を無くす時は、芽や枝の向きに逆らわないように外に掃き出します。
きれいになったら全ての枯れ枝を切りましょう。
これをやり終わるとかなり見た目が変わり、幹や生きている枝が見えます。
ここから剪定を初めて行きます。
枝分かれの真ん中を切る
太い枝から切るようにすると簡単になります。
マツは隣り合う枝から大体同じようなところに新しい芽があるため、枝分かれの真ん中を切るだけで形が整うことが多いです。
この特徴を生かした手順は、、
- 太めの枝を元から切る
- 新しい枝を見つける
- 真ん中だけ切っていく
- 芽の数が多いと感じたら何本か切る
この手順を上から下までやるだけで、統一感が出て形も整います。
古っ葉(ふるっぱ)をむしる
葉のむしり方は「優しく」むしらないと、枝が折れたり芽が取れてしまいます。
むしりのポイントは、、
- 指で逆撫でる
- 力を入れすぎない
- 指先だけ力を入れる
- 指と指をジリっと擦るイメージ
- 腕で引っ張らない
- 葉をつまんで手首を返しテコでむしる
- いっぺんにむしろうとしない
ここが難しいところだと思います。
力加減は慣れが必要で、弱い葉もあれば強い葉もあります。
弱い葉は取れやすく枝が折れることはあまりないのですが、硬くて強い葉は無理にむしると枝が折れてしまいます。
葉を親指と人差し指・中指辺りでつまんで、ほんの少し擦りテコでむしる感じです。
難しいですが、マツの手入れの面白いところでもあります。
もし失敗しちゃっても他の枝や芽が伸びてくれるので、全然大丈夫です。
自分の仕上げたいようにやってみるのが一番です。
理想の形にしていきましょう。
切る必要のない枝は切らない
むしるだけできれいになる枝もあります。
切らないで済むような枝は、、
- 今の形が乱れる
- 将来枝を作りたい
- 弱い枝だから飛び出していない
切ると「なんか間が空いちゃうなぁ」と思うところはとりあえず残しておきましょう。
将来的に枝を作りたい場合は、残して育て一玉を作るようにします。
その育てた枝を他の枝と入れ替えることもできます。
色々考えてみると楽しいです。
どこをどうしようかと考えその形に仕上げていくのは自由で、マツは柔らかいのでどんな形にもできます。
自分の思う「こんな形にしたい」を実現してみてください。
作業の流れを画像で
これを全ての枝で繰り返していきます。
写真の作業の動画です
この記事を読んでいただいた方がなるべく簡単に剪定が出来るようになれたら嬉しいです。
ここに書いたことが正解というわけではないですが「大きくなったマツ・芽を残しながら小さくする方法」として、なるほどと思えるところだけ吸収していただけたらと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント