木を植える前に知っておくべきこと

敷地内のどこかに木を新しく植えようと思った時に、何に気を付けるべきかを書いていきます。

この記事では「木を植える時にどんなことに気を付けるか」を専門用語を使わずなるべく分かりやすく書いていこうと思います。

1番は木を植えたことによる失敗を少なくしてほしいというのが目的です。

どこにどんな木を植えるかを考える参考にして頂けたらと思います。

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木を植える前に知っておくべきこと

木を植える前に色々調べておくことで、後から問題やトラブルが起こらないようにすることができます。

調べることは次の4つです。

調べること4つ
  • 植えようとしている木の成長の具合
  • どのくらい大きくなるのか
  • 落葉するのか
  • どんな虫がつくのか

植えてみて後から大変なことになってしまうのは結構あることです。

成長の具合

ちょっと間隔が空いている場所があるので新しく木を植えようと思った時に、その木がどのくらいの大きさになるのかを調べるのが大切なことです。

狭い場所に成長が早い木を植えたら、年に何回も手入れをしないといけなくなってしまい手間がかかります。

どのくらい大きくなるのか

木によってどこまで大きくなるのかが大体決まっているので、場所に合った種類を選ばないと、家に当たったり隣の敷地にはみ出して落ち葉が落ちたりしてしまうので、物を壊したりトラブルの原因にならないようにしましょう。

落葉するのか

木を選ぶときに花が咲いていたり葉が付いている写真から選ぶとそのイメージが強く残り、それ以外の時期はどんな感じなのかわからずに植えてしまうこともあります。

落ち葉は公共施設でもかなり多くの苦情をもらうので、近くの家の方に迷惑をかけないような心遣いは必要だと思います。

どんな虫がつくのか

花がきれいだからと窓の近くに目隠しで植えた木が虫が付く木で物凄く困るとか、本当に嫌ですよね。
木を植えたら窓を開けられなくなったら損しかありません。

虫がつかない木はなかなか無いですが、危険な虫たちが好まない木はありますのでよく調べてから植えるようにしましょう。

木の植え方・失敗例
隣の敷地・ブロックに近すぎる
木の植え方・失敗例2
家に近すぎる

植える時は「この木なら大丈夫そうだしキレイになりそうだ。」と思える木と場所を選びましょう。

他の木との間隔は適切か見る

お互いの木の悪影響

悪影響3つ
  • 枝同士のケンカ
  • 木と木の競争
  • 栄養の取りあい

などの影響が出ると思います。

木を植えて成長した時に他の木に当たってしまうと、ぶつかり合った部分は枯れやすくなります。

木が日光を浴びようと枝を伸ばしていきますが、横幅が狭くなってくると上に伸びようとして隣の木と競争になります。
上に伸びるため下枝に元気がなくなります。

根が伸びて隣の木の根に絡まるほどになると、お互い必要な栄養が不足します。
枯れはしないにしろお互いのためにならないです。

手入れのやりづらさ

手間がかかる
  • 脚立を立てにくい
  • 剪定しづらい
  • 片付けもやりづらい

三脚や脚立を立てづらくなり手入れに手間がかかり大変な思いをする等の問題があります。

狭い場所での作業は大変です。それに枝と枝が近くて伸びられないため、元気のいい枝がなく剪定を難しくする可能性もあります。

必然的に片付けも大変になります。くまででゴミを集めていると柄が引っかかったりして面倒が増えます。

木が近いと虫が移ったり増えたりする

今ある木と新しく植えた木が近い位置にあったとして、どちらかの木に虫が付くと隣の木にも移ってしまう可能性があります。

風通しが悪くなると虫がつきやすく住みやすい環境を作ってしまいます。

これらのことを踏まえて

木を植えて大きくなった時にぶつかり合ってしまうほど近い場所は、こんな感じのことが予想されます。

ざっと見て良いことはないので植える時の距離感は大事になってきます。

虫が苦手な方にとっては本当に嫌なことだと思うので、木を近くに植えないようにするのが無難だと思います。

土は良い状態か掘った時に確認

植える穴を掘る前に土が良いことが分かっていれば大丈夫です。例えば、ここは畑だったとか粘土質の土がなく水捌けが良いとか大きな石がないとかです。

植える樹種や大きさによっては土の入れ替えが必要なのですが、大体の庭で客土(きゃくど・良い土を入れる)してあるため苗木を植えるのには足りていると思います。

もしも土の状態が悪かったら次のことをします。

対策
  • 石を取り除く
  • 水はけが悪い場合はホームセンターやインターネットで、腐葉土(ふようど)や堆肥(たいひ)を買って混ぜる

石は根の生育の邪魔になるので取り除いておきましょう。水はけが悪い土はいつまでたってもジメジメしているため、根が呼吸できなくなり腐って木を枯らしてしまいます。

一番簡単な土壌改良は腐葉土や牛ふん堆肥などを、掘り出した土と混ぜ合わせ埋め戻す方法です。

土の状態・改良
簡易的な対処法

土壌改良については他の記事で詳しく書いておきますので、そちらを参考にしていただけたらと思います。

埋設物(まいせつぶつ)はないか

  • 排水管・雨水枡(うすいます)
  • 基礎コンクリート・ブロック塀や家
  • コンセントにつなぐライト

家や塀の近くは排水管や基礎コンクリートがあります。
庭にライトがある場合は、家の外のコンセントから電気のコードが浅く埋まっていたりします。ソーラーライトなら大丈夫です。
庭には色々な設備の埋設物があるので、それらを確認しながら植えるようにしましょう。

埋設物を気にせず植えてしまうと、木が大きくなったときに根で壊れてしまうこともあるからです。

まとめ

気を付けること
  • 植える木の性質を調べる
  • 成長した時に、隣の敷地にはみ出したり家に枝が当たらないくらい間隔をあける
  • 家や庭の設備がないかよくみる
  • 掘った時に土の状態の確認

以上の事に注意して苗木を植えれば、成長してもきれいな状態を保てると思います。
虫に関しては大体の木についてしまうので、植える予定の木にはどんな虫がつくかを調べておいた方が良いです。
危険な虫もたくさんいるので他の記事で紹介していきたいと思います。

埋設物は避けて植えます。苗木の場合近くに植えてしまいがちですが年数が経った時に幹が太くなり根も広がるため、高木・中木・低木の特性に合わせた間隔をあけてください。

土の状態の確認はとても大切です。人間で言ったら心の部分です。
表面的に見ることが出来ない、とても大切な要素です。
大体のお庭で心配はないのですが、掘ったときには見ておくべき注意点です。

色々な環境のお庭がありますが、手をかけるほどきれいになっていきます。
その中でなるべく手間をかけずにきれいにしていける方法を紹介していけたらと思っています。

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