【剪定】切る?切らない?選択に迷う枝【切らないことも必要です】

剪定・少し飛び出している枝は切らなくても平気
例 サクラ

剪定をしていると、「切った方が良いか迷う場合」が結構あります。

そんな時は切らないことも選択に入れておくと気が楽になるかもしれません。

どんな場合に迷いを感じるかは、、

・出っ張って見える
・中や下の枝に日が当たらない
・切り過ぎちゃうかも

こんな感じの時に迷ってしまうかもしれません。

絡んでいる枝を切りたい時も、、

・これ元から切って大丈夫かな?
・途中に小枝ないかな?
・他の枝を切った方が良いのかな?

みたいに感じてとても迷って、手が止まってしまう場合があります。

このような場合どうしたら良いかをまとめて書いていきます。

その時の状況を想像しながら読んでみると分かりやすいかもしれないです。

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【剪定の迷い】切る?切らない?迷った時に使う考え【切らない判断】

剪定・細かい枝を整理する
「整理」は枝数を減らして残す調節

今回は「切らないこと」を意識した考え方です。

出っ張って見える

剪定・少し飛び出している枝は切らなくても平気
離れてみた時に少しだけ伸びている枝は気にしすぎない

簡単なことだと思うかもしれないですが、切らない判断は意外と難しいです。

出っ張って見えるかも。
元から切っても良いかな?

飛び出して見える枝がある場合、人によっては切り揃えたいと思う時があります。

刈り込みならピシッと揃えれば完了ですが、枝抜き・透かし剪定の場合はそうもいかないですよね。

そこで考えることは、
「元から切りたいけど枝や葉が無くなってポッカリ穴が開いたように見えてしまうかもしれない」
と、思ってしまいます。

考え方

そんな時に切らない判断で、

「今は切らなくていいか。次回まで残しておいて、新しい枝が伸びた時に考えてみよう。」

というのはどうでしょう。

今決めなければいけない緊張が無くなります。

これは先延ばしとはちょっと違って、次回手入れまでに伸びる新しい枝に期待をする感じです。

「出て見えるから切っちゃえ」という気持ちの考えを薄くするために、期待を込める気持ちを芽生えさせると我慢と感じないかもしれないです。

我慢と感じるとどうしても切りたくなったり、ムズムズして気持ち悪く感じたりしてしまいます。

「まぁいいや、しょうがない」と思う諦めの気持ちと似ていますが、将来に期待を込めての判断だと考えます。

そう考えるとなんとなく、少し気楽になれるかなと思います。

中や下の枝に日が当たらない

剪定・枯葉の取り方・マツ
枝の向き合わせて外へ搔き出す

外側の枝葉が日陰を作り、幹に近い部分や主な枝の途中にある枝が伸びにくくなってしまう場合があります。

この場合は、

「中の新しい芽に日差しを当てよう」

と、感じます。

その感覚のまま日が当たるように切ろうとすると、枝数が極端に減ってしまう可能性があります。

これが結構厄介なんですよね。

切らないと日が当たらないし、切ると切り過ぎちゃうかもしれないと悩んでしまいます。

ちょっと感覚的で難しいですが、「切っているけどほとんど切っていない状態」にして、葉を減らし日当たりを確保する方法が良いかもしれないです。

その方法を2つに分けて書いてみようと思います。

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考え方と対策

枝を先だけ切ってみたり、葉の数を減らしてみる

この2つを考えてみます。

枝を先だけ切る場合

剪定・サクラ・花芽のところで切る
途中で切る時は花芽を残す

枝先、もしくは途中で切る時は、葉や芽が残るように切っていきます。

葉のすぐ上で切ると、遠くから見た時に揃って見えてきれいになります。

全ての枝を途中で切るわけではなくて、極端に飛び出して見える枝先で使うと良いと思います。

もしくは、元から切ると葉が無くなり穴が開いてしまう可能性があるところです。

花芽も同じように芽のすぐ上で切れば、花を残しながら形を整えたりできるので切りやすくなりますね。

先端の葉が無くなるだけでも日当たりは変わります。

あまり切りたくないと感じたらこの方法で切ってみると良いと思います。

枝を先だけ切っただけだと日当たりは変わらないと思うので、ここから葉を減らして調整していきます。

葉の数を減らしてみる

剪定・順序・まとめ
葉の数は減らすけど芽の数は多く残す

モミジなどの落葉樹の場合は、夏前くらいに葉が濃い部分の若い枝葉をほんの少し手でむしる程度で大丈夫ですが、常緑樹は少し手間がかかります。

主に刈り込みを行わない仕立て方をしてある常緑樹は、剪定自体が難しくなります。

手を加えるけど自然樹形というのが感覚的に難しいですね。

マツの場合は枝先の強い芽だけ切って葉をむしれば大丈夫です。

日陰で芽に勢いがない場合は、切らずに葉をむしるだけでも全然大丈夫です。
この時に枯れ枝も取ってくださいね。

ツバキなどの葉が大きな木は、枝先を切ったら幹に近い葉を何枚か葉を切り落とすだけで随分変わります。

イメージは、幹から見て外側に葉がチラチラ見えて緑のドームの中って感じです。
ちょっと分かりにくくてすみません。

どの木でも使う方法

どの樹種でも日当たりや風通しが必要になります。

枯れ枝や枯葉、古い葉は意外とゴチャゴチャしやすいです。

剪定4伸ばしたくない枝・方向を変える
今枯れている枝は「わかりやすい」ですが残すと枯れやすい枝もあります

これらが無くなるだけですごく見た目が変わります。
どのくらい変わるかは、向こう側が透けて見えるくらい変わります。

切るのが心配な場合は、まず枯葉や枯れ枝を無くしてみると視界が開けるような感覚になります。

この感覚を活かして、切れるかもしれない枝を探すのも楽に感じるかもしれないです。

まとめ

剪定・切り直しはいつでも大丈夫
切り直しはいつでも大丈夫

ポイントだけまとめていきます。

・枝が極端に飛び出している場合、その枝先だけ切ってみる
・無理に切らなくても良く、新しく伸びた枝に期待する
・日当たりを良くするには、枯れ枝・枯葉・古い葉を無くす
・マツなどの枝の途中で切れない樹種は、葉を良くむしるだけにするか強い芽だけ切って葉をむしる
・ツバキなどの葉が大きな樹種は、葉を数枚切り落として透かしていく
・枝を途中で切る場合は、幹の方へ向いていない葉や花芽のすぐ上で切る

これらを実行するだけで、日当たりの確保は違ってくると思います。

感覚的な方法なので最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れてくると切りすぎない方法を自分の中で確立できるので試してみてください。

最初から上手にやろうとしなくても大丈夫ですので、少しずつ慣らしていくと楽しくなってきます。

「前回より上手く行ったかもしれない!」と思うと、慣れてきた感じがして嬉しいですよね。

やったことがないことでも何かしら手を入れてみると色々変わるはずです。

少し見た目が変わるだけですごく楽しくなるのできれいかどうかではなく、挑戦してみることが大事だと思います。

失敗しちゃってもそこから学ぶことがたくさんあるから考え方ひとつでプラスにできるし、成功ばかりだと成長が止まる可能性があります。

失敗をしないためにはどうしたら良いのかを少しずつ感覚的にコツをつかんで失敗を減らしながら作業をすると、楽しみつつ技術的にも成長できると思います。

読んでいただいた方のお力になれたら嬉しいです。
最後まで見てくださり、ありがとうございました。

今回使った画像の動画

サクラの剪定

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