【木の主な病気】症状と対策【風通し・湿気・菌が原因かも】

木の病気・虫・葉が変形

木の主な病気は、、

・スス病
・ウドンコ病
・がんしゅ病
・縮葉病
・枝枯れ病
・モザイク病
・赤枯れ病
・灰色カビ病
・葉枯れ病

このような種類があります。

庭の木に同じような症状があれば病気の可能性があるので、対処法の目安として見ていただけたらと思います。

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【木の病気】症状と対策【対処法の目安】

症状

アブラムシやカイガラムシの排泄物にカビが生えて、それが広がり枝や葉が黒くなる病気です。

黒くなって汚く見えてしまうし、剪定の時に舞うのもちょっと嫌です。

発生時期

4~10月ですが、ススをこすったりしてきれいに落とさないと一年中黒く残ります。

発生場所

葉・枝

対処法

剪定で対処する場合、枝が混んでいる部分を風通し良くするのが良いです。

剪定ばさみでも刈り込みばさみでも大丈夫です。

虫が住みにくい環境を作ってあげましょう。

それと同時にアブラムシやカイガラムシを駆除すると発生や被害の拡大を防げます。

症状

白い粉のような物が葉やつぼみに付いているのが確認できます。

その白い部分が広がっていき葉が枯れてしまいます。

発生時期

4~10月頃

発生場所

葉・つぼみ・花

対処法

なるべく風通しが良いように剪定したり、場所が悪い場合は移植(いしょく・木を移動)しましょう。

発生し始める4月頃に病状が見られたら、殺菌剤を散布して対処します。

殺菌剤はホームセンターやネットショップなどで手に入ります。

症状

幹や枝に褐色(茶色っぽい)の斑点ができて、凹みができてきます。

病気が進むにつれ樹皮が剥がれて膨らんで、でこぼこの塊ができてしまいます。

発生時期

4~11月

発生場所

枝・幹

対処法

風通しや水はけを良くしましょう。

がんしゅ病の菌が入り込んでしまっているので、枝であれば切り取って袋に入れて捨てられますが、幹にできてしまった場合は将来的に枯れてしまう可能性が高いです。

病気が進んで幹一周に広がってしまうと、強風で倒れたりもするので伐採も考えてみましょう。

症状

葉がでこぼこになったり、葉の縁が少し巻かれたような形だったり普通ではない変形をします。

色は赤や黄色っぽくなり明らかな変色を確認できます。

発生時期

3~5月頃

発生場所

対処法

病気が発生した葉を切り取って袋に入れて捨てましょう。

刈り込みや剪定で病気の葉をなくしてください。

症状

枝が黒っぽくなります。

花木に多い病気で、枝の途中に症状が現れるとその先が徐々に枯れていきます。

枝にできた傷から菌が入って広がっていきます。

発生時期

4~10月

発生場所

対処法

発見したら枝を切り、広がるのを防ぎましょう。

菌による病気なので、切り口に保護剤や殺菌剤を塗って切り口を守ります。

剪定したハサミやノコギリを消毒しておくと安心できると思います。

症状

葉や花に白・黒・黄色の斑点ができます。

発生時期

4~10月

発生場所

葉・花

対処法

株を抜きます。

発生した葉を切ってもいいのですが、それでは治りません。

アブラムシがウイルスを運んでくるので、見つけたら潰したり薬剤防除をして退治しましょう。

「アブラムシ ベニカ」と検索すると薬剤が出てきます。
使える樹種決まっているのでラベルの説明をよく読んで購入してください。

症状

枝がこげ茶色や黒褐色になって、徐々に広がり枝が枯れる。

発生時期

4~10月

発生場所

対処法

色が変わってる枝を見つけたら切り取ります。

切り口からウイルスが入るので、カルスメイトなどの保護剤を塗っておきましょう。

切ったハサミは消毒しておくと安心です。

症状

葉や茎が腐り、花に斑点が見られます。

灰色のカビが広がっていきます。

発生時期

3~7月・9~11月

発生場所

実・葉・茎・花

対処法

カビなので、水はけを良くしたり風通しを良くすると発生しにくくできます。

発生してしまったものは抜き取って処分しましょう。

症状

枯れ始める前に白・黒・茶色の斑点が現れて、葉が先端から枯れていきます。

発生時期

秋に症状・5~10月に

発生場所

対処法

菌の繁殖で広がっていくので、剪定で風通しを良くしつつ発生している葉をなくしていきます。

農薬を使用して目に見えない菌を退治するので、治るまでに年数がかかります。

マツの葉枯病は、すぐに枯れてしまう事はないので発見したらドウグリン水和剤・キノンドー水和剤などの殺菌剤を年4回散布してみましょう。

6・7・8・9月に月1回撒けば菌の繁殖を抑制できると思います。

薬剤散布の注意点

薬剤は使える種類が決まっています。

ちょっと大変かもしれないですが、、

・袋タイプの農薬は裏の説明をよく読む
・ボトルタイプはラベルに書かれている説明を見る

どちらも字が小さく見づらいですが確認してから購入・使用するようにしましょう。

粉末の農薬は水に入れる時に舞い上がりやすいので、吸わないようにマスク・手袋・保護メガネなどでガードすると良いと思います。

それと、丁寧にゆっくり扱うようにすると粉が舞い上がりにくくできます。

液体の農薬を水に入れる時も同じで、落ち着いてゆっくり入れるようにしましょう。
ボトルを傾けすぎると結構水と薬が跳ねます。

撒く時の注意は、、

・風の強い日や雨の日はやらない
・近隣への配慮
・自分にかからないように撒く
・防護する

これらの事に気を使いましょう。

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まとめ

どの病気にも原因がありますが、その病気を根絶することは非常に難しいと思います。

病気にならないように気を付けることはできるけど、それでもなってしまう事はあります。

病気になってしまった場合、農薬や肥料などの対処は色々ありますが完璧はないです。

「この病気にはこの薬を使えば治る」というわけではなくて、病気の進行を抑制したり剪定と併用して病気の部分をなくすため時間をかけて治していく感じだと思います。

病気の種類によっては、その木やその木があった場所の土を処分しなければいけない場合もあります。

それをしないために、剪定で風通しを良くして湿気が溜まらないような環境を作ってあげると後で大変な思いをしなくて済むかなと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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