大きさは1~3mくらいで、5月頃に白・ピンク・赤などのきれいな花を咲かせます。
庭に1本あると見た目がかなり良くなると思います。
カルミアをきれいに保つための剪定方法や特徴などをまとめて、特徴→剪定方法の順で書いていきます。
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【カルミア】特徴ときれいに保つ剪定方法
特徴
・分類 常緑広葉樹
・花の色 白・ピンク・赤
・仕立て方 自然形
・大きさ 1~3mくらい 剪定で調整可
・耐陰性 普通 半日陰でも可
・耐暑性 普通 真夏の直射に弱い
・耐寒性 普通 極寒じゃなければ平気
・耐剪定 普通
・虫 少ない
・増やし方 種、取り木
あまり大きくならず、花もきれいで虫も少ないのがとても良いですね。
耐陰性・耐暑性について
基本的には、日陰に植えると花つきが悪くなります。
ですが、真夏の物凄い暑さの直射日光に弱かったりするので、西日の当たらない風通しの良い場所に植えると良いと思います。
植え替え
植え替えに弱かったりするので、そこだけは気を付けましょう。
地植えしてある木を植え替えする時は、、
・剪定しておく(花芽をなくす)
・鉢を大きめに掘る
この2つをやると、安全に移植(移動させる)ができます。
植え替える場所に先に穴を掘っておくと、掘り上げてすぐに植え付けができて安全です。
木の植え方を参考にしていただけたらと思います。
虫
虫は、ハダニやグンバイムシなどがつきますが、予防もできます。
虫が発生する条件は、、
・枝が混んでいて風通しが悪い
・乾いている
こんな感じです。
虫の対処法
ハダニやグンバイムシの一番簡単な対処法は、水をかけることです。
ホースで勢いよく水を出し、幹や葉を洗い流すと虫も一緒に流れていきます。
これだけで渇きも虫も予防できるので簡単ですよね。
この方法と、剪定で風通しを良くすると虫が住みにくくなって健康的なカルミアになってくれると思います。
剪定のやり方は…
カルミアの剪定方法
・やご、ひこばえを切る
・中の方の小枝を切る
・先の小枝を残す
・花芽を減らす
・花がらを取る
・途中切りは6月頃
これらを意識します。
やご・ひこばえを切る
幹の根元の地際辺りから出ている枝を切ります。
残しておくと、上の方の先端の枝に栄養が行きにくくなります。
中の方の小枝を切る
幹や枝の途中から出ている細かい枝を切ります。
中の方で枝が絡んでいたりすると風通しが悪くなったり、枝先に栄養が行きにくくなってしまいます。
中の方の枝を残しておくと新しく枝を作ることもできるので、場合によっては残しても大丈夫です。
先の小枝を残す
太い枝を抜いていく作業です。
細い枝を残すようにすれば、大きくしないように調整できます。

先端が2本に分かれている枝は、太い方もしくは長い方を切れば短い枝を残していけます。

先端が3本に分かれていれば、真ん中を切れば透かすことができます。
少し離れたところから見て飛び出していると感じたら、その枝の元の枝分かれで1~5㎜くらい残して切っていく感じです。
残した枝は、時間が経つと指でつまんで簡単にポロっと取れます。
花芽を減らす
花芽を減らさないで咲かせると、次の年に花が少なくなります。
11月頃に花芽を全体の半分くらいに減らすと、毎年花芽がつきやすいです。
花がらを取る
花がらを取るのは、種子ができるためです。
種子ができると新しい枝・花芽がつきにくくなるので、花が終わったら房の部分を切り取るようにします。
新しい花芽7~8月に新しく伸びた枝先にできます。

途中切りは6月頃
花が終わる頃に小さくすることができます。
全ての枝を一気に切ると弱ってしまう心配があるので、飛び出している枝を強めに切るくらいにしてみましょう。
カルミアは成長が遅いから先端からちょっと中の枝の途中から切る感じです。
まとめ
簡単にまとめていきます。
・カルミアは成長が遅い
・花芽がたくさんつきすぎると弱ってしまう
・花芽は新しく伸びた枝先に7~8月くらいにつく
・11月頃に花芽を少し~半分くらい減らすと木の成長に良い
・種ができると新しい枝の伸びや、新しい花芽ができにくくなる
・花が咲いた後は花がらを切っておく
・強めに切る場合は6月頃、枝先の花がらがついてるところより下で切る
このようなことから、剪定である程度の調整ができることが分かりました。
なので、花がたくさん咲いているところを写真に収めたい場合は、たくさん咲かせて写真を撮ったら花を減らす剪定をしたり、花がチラチラついている状態にしたりもできます。
見てみたい状態や自分の好みの状態にして楽しむことができますね。
木は結構自由が利くので楽しみながら剪定してみてください。
この記事を読んでいただいた方のお力になれたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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