ヘッジトリマー(バリカン)の種類は、、
・電動とエンジン
・片刃(受け皿あり)
・両刃(長さ色々)
大きく分けてこんな感じです。
それぞれに特徴があり力の強さも違うため、樹種によっては使えない(切れない)場合もあります。
主に電気のものは太い枝が切れにくいので、無理に使うと壊れてしまいます。
せっかく買ったのに使ってすぐ壊れちゃうともったいないので、特徴などを最初に書いて使い方に行きます。
実際に使っているところを想像しながら読むとイメージしやすいかもしれません。
【ヘッジトリマー】バリカンの種類【片刃と両刃・電動とエンジンの違い】
それぞれの機械の特徴を書いていきます。
電動
電動の良いところは、、
・軽くて便利
・燃料がいらない
・すぐ使える
・音が小さい
この4つです。
刈り込みを始めようと道具を準備して、家の外のコンセントや車のコンセントに繋げばすぐに始められます。
音が全くしないわけではありませんが、静かなので住宅街でも使いやすいです。
デメリットというほどではないですが不便なところもあって、、
・コードが邪魔になる(充電式なら大丈夫)
・力が弱い
・刃が短いものが多い
このような感じです。
コードが邪魔になるのは、枝にひっかかったり刈り込んだゴミがコードに乗っかったりすることです。
また、長さも限られるのでコンセントを差し替えたりリールコードを買ったりが必要になります。
場合によってはコードが刃に当たり断線してしまうこともあるため注意が必要です。
力が弱いためスダジイやシラカシのように太い枝が伸びる木には使うことができません。
無理やり太い枝を切ると、刃を動かす部品が壊れてガタガタ音がしたり動かなくなったりしてしまいます。
ツツジ類・トキワマンサク(生垣など)・ヒマラヤスギ(刈り込み物)・チャボヒバ(円柱形・玉散らし)・コニファーなどの枝や葉が細かい樹種には使いやすいです。
刃が短くて刈る範囲が小さくなるため、平らに仕上げるのが難しかったり機械を振る回数が多くなります。
これらの良し悪しを考慮して購入すると、使い勝手が良くなると思います。
エンジン
エンジンの良いところは、、
・力が強い
・大体の樹種に使える
・すぐ使える
・刃が長いものがある
こんな感じです。
力はかなり強く、指くらいの太さでも切れます。
なので、色々な樹種に使えます。
エンジンタイプもすぐに使うことができて、エンジンスターターのヒモを軽く引っ張れば刈り込みが始められます。
機械の種類によっては、オン・オフのスイッチがあったり安全装置がついていたりします。
刃が短いものは安全装置を手の平で押さえないとアクセルレバーを握れず、エンジンの回転を上げられないようになっていたりします。
刃が長いロングタイプは、アクセルをスライドさせてエンジンの回転が上がり、そのまま固定されるようになっていたりします。
刃が長いので遠いところまで届くのが便利で、幅の広いキンモクセイや距離の長い生垣などで活躍します。
電動との違いは、、
・重い
・音が大きい
・燃料が必要(ツーサイクルオイルとガソリンを混ぜる)
・汚れと排気のにおい
これらが違います。
作業やり始めは大丈夫なのですが、体勢によっては30分もすると腕や腰が痛くなってきます。
エンジンの音や刃が動く音も大きく、使う環境で迷惑になってしまうこともあります。
燃料が必要なため、買いに行く手間とお金がかかります。
混合されたものを買っても、別々で買って自分で混合するのでも大丈夫です。
燃料を使うと油の汚れもあるし、排気のにおいも服につきます。
このような違いを使う場所や樹種で分けると良いと思います。
混合燃料は、ガソリンと2サイクルオイル(ツーサイクル)を混ぜ合わせます。
刃の種類
片刃と両刃の違いを書いていきます。
片刃(受け皿あり)
片刃の特徴は、、
・ゴミが残りにくい
・力が強い
・ちょっとだけ重く感じる(エンジン)
生垣の天端(てんば・上の平らな部分)などを刈り込むとゴミが乗っかって残ってしまうところで便利です。
刈り込んだ枝や葉を受け皿が集めてくれます。
そのまま下に落とすことができるので、ゴミの引っ掛かりが少なくて済みます。
両刃よりも力が強く太い枝も楽に切ることができます。
楽に切ることができれば機械にかかる負担を減らすことができます。
でも、機械の重量が少し重く感じます。
刃の長さは、20~100㎝くらいあり重さは約1~7㎏と幅が広いので自由に選べます。
刃の長さと重さは比例するので、あまり長すぎず重すぎないものの方が長い時間作業するのに向いています。
使いやすい刃の長さの目安は、、
・電動 25㎝前後
・エンジン 50~60㎝
このくらいが作業しやすく感じます。
自分の体より前に機械がくるため、エンジンの場合は排気を吸い込みやすいかもしれません。
機械が胸より上での作業はかなり疲れます。
腕・肩・背中が痛くなるので休憩をはさみながら作業しましょう。
両刃の種類
両刃の特徴は、、
・広い範囲を刈るのが楽
・刈り残しがほとんどない
・エンジンが軽い
・片刃より力が弱い
機械の形により変わりますが、エンジンが小さく重量もあまりなくて刃が長いものも多いため、広い範囲を刈るのがすごく楽です。
刈り残しがほとんどないのは両方に刃があるため、行って帰ってくるように刈ることができるからです。
右から左、左から右と往復する感じです。
でも、受け皿がないのでゴミはそのまま残ってしまいます。
その分片付けの手間は増えます。
刈る力は片刃より弱いので、太い枝を無理やり切ると刃の駆動部分が壊れるか刃が折れてしまうので、少し気を付けなければいけません。
刃の長さは、こちらも約20~100㎝で重さは約1~6㎏なので幅が広いです。
使ってみて楽だと感じたのは、、
・電動 25㎝前後
・エンジン 60~70㎝
電動は変わらずですが、エンジンはゼノアのロングタイプで本体が小さいものです。
自分の体の横か少し後ろにエンジンがくるため、排気も後ろに出るし重心もブレにくいため持っていて楽に感じます。
刃も長いため生垣や大きなキンモクセイを刈り込むのがものすごく楽になります。
機械を選ぶ時のポイントとまとめ
機械を選ぶポイントは、、
- 効率が良くなる
- 樹種に合う
- 体への負担が少ない
選ぶ機械は樹種に合わせると効率が良くなります。
玉造りの木には刃が短めの機械で、大きなキンモクセイや生垣の場合は刃が長めの機械で作業するとやりやすいです。
体への負担を減らすには、必要以上に大きな機械を選ばないことです。
簡単なことに感じるかもしれませんが、樹種に合わせようとして選んだら、、
「ちょっと重いかも」
「短い時間しかできない」
と、なったりします。
この場合は、樹種に合わせることを優先しすぎないのが良いです。
例えば…
- 2リットルのペットボトルで重みを確かめる
- ホームセンターなどで実際に持ってみる
- 買おうと思ったサイズの一つ下のサイズにしてみる
- エンジンから電動にしてみる
これらのことを買う前にやっておくとイメージがつかみやすくなります。
2リットルのペットボトルを二本つなげて持てば、エンジンの両刃の機械と大体同じくらいの重みになります。(4㎏前後の場合です)
それを持ってみてキツイと感じたら、サイズの変更か電動にして対策をした方が体への負担が減り効率が上がるかもしれません。
一番は無理をしないことです。
ヘッジトリマーの作業は、かなり疲れます。
腕・背中・腰に疲労が溜まり、ご飯を食べるのに腕が上がりにくくなったり、立ち上がる・起き上がることが大変になったりしてしまいます。
ここまで頑張ってしまうと後が大変なので、具合の良いところで休憩をしたりハサミに持ち替えたりして負担を減らしてみましょう。
まとめ
電動
力が弱いためスダジイやシラカシのように太い枝が伸びる木には使うことができません。
ツツジ類・トキワマンサク(生垣など)・ヒマラヤスギ(刈り込み物)・チャボヒバ(円柱形・玉散らし)コニファーなどの枝や葉が細かい樹種には使いやすいです。
・軽くて便利
・燃料がいらない
・すぐ使える
・音が小さい
・コードが邪魔になる(充電式なら大丈夫)
・力が弱い
・刃が短いものが多い
エンジン
体勢によっては30分もすると腕や腰が痛くなってきます。
・力が強い
・大体の樹種に使える
・刃が長いものがある
・重い
・音が大きい
・燃料が必要(ツーサイクルオイルとガソリンを混ぜる)
・汚れと排気のにおい
片刃(受け皿あり)
・ゴミが残りにくい
・力が強い
・重く感じる(エンジン)
刈り込んだ枝や葉を受け皿が集めてくれます。
目安
・電動 25㎝前後
・エンジン 50~60㎝
両刃
・広い範囲を刈るのが楽
・刈り残しがほとんどない
・エンジンが軽い
・片刃より力が弱い
広い範囲を刈るのがすごく楽です。
受け皿がないのでゴミはそのまま残ってしまい、その分片付けの手間は増えます。
太い枝を無理やり切ると刃の駆動部分が壊れるか刃が折れてしまう。
目安
・電動 25㎝前後
・エンジン 60~70㎝
色々書きましたが、初めて買うとしたらそれがお気に入りになる可能性が高いです。
初めて使ってみたものが使いやすく感じるように慣れが出てくるからです。
すごく迷っている場合は、「なんかこれが良さそう」と感じたらそれが使いやすいかもしれないですね。
初めて触るものは変な感じがしますが、一回感覚をつかめばヘッジトリマー自体に慣れてどれを使ってもあまり感覚は変わりません。
ちょっと大げさかもしれないですが、一つ使えれば大体使えてしまう感じです。
なので、機械に慣れれば大丈夫です。
電動・エンジン・片刃・両刃の特徴で自分に合うものを探してみましょう。
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