【ブルーベリー】剪定方法と植え方【最初に小さくして植える】

この記事は、、

・ブルーベリーを庭に植えてみたい
・実をなりやすくしたい
・剪定のやり方が知りたい

このようなことについてまとめていきます。

特徴→植え方→剪定の順で書いていきます。

目次をクリックするとその場所から見られます。

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ブルーベリーの植え方と剪定方法を簡単に

ブルーベリー・実・出来始め・緑の実
実のでき始めはこんな感じ

まずは特徴を書きますね。

特徴

ブルーベリーはこんな木

・分類   落葉樹
・花の色  白、ピンク
・仕立て方 自然形
・大きさ  1~3m 剪定で調整
・耐陰性  強め 日向が良い
・耐寒耐暑 品種による
・耐剪定  強め
・虫    普通

ブルーベリーは、あまり手がかからず収穫可能な木です。

地植え・鉢植えどちらでも育てることができます。

苗木を植えてそのままにしておいても実は付きますが、元気な株を作るために1~2年はなるべく実をつけない剪定をして、株を育てるようにするとしっかりします。

3年目以降は少し間引く剪定をしながら収穫できるようにしていきます。

渇きには強いです。

水やりの目安は地植えの場合、最初の3か月くらいは1~2日に1回あげます。

例えば、春ごろに植えたとしたら最初の夏を過ぎるくらいまで1~2日に1回で、地面に染み入るくらいの雨も回数に入れながら育てます。
最初の3か月はたくさんあげるけど、それを過ぎたら乾いてると感じるころにあげる感じです。

自分が「今日はのどが渇くなぁ」と感じたら植木も水を欲しがっているかもしれません。

雨の多い時期はあまりやらなくても大丈夫です。

鉢植えは毎日やっておくと安心です。

住んでいる地域で多少気候の違いがあると思うので、しばらく育ててみて葉の状態などを見て水やりを調整してみてください。

先端の葉や新しい枝が元気そうならば水は足りていると思います。

虫は、ケムシ・イモムシ・カイガラムシなどがつきます。

無農薬の場合は、虫を発見したら木の棒やハサミやノコギリなどで直接触らないように取ってあげると木と実を守れます。

ざっとですが特徴はこんな感じです。

育てるのにあまり手間がかからないので、「植えてみたいな・実が取れたらいいな」という軽い感覚で育ててみると楽しめると思います。

植え方の例

植える前に小さく切っておくと作業がやりやすいです。

どのくらい切るかは、高さや横に伸びている枝を葉が無くならない程度に切ります。

ブルーベリー・植える前の剪定方法
葉を残して切る

これをやっておくと株をしっかりさせ、幹や主な枝を太くさせることができます。

花を咲かせるのに木は力を使うので、植えて1年目は花を咲かせないようにすると良いと思います。

でも、必ずこうしなければいけないわけではないので、切らずに植えてもちゃんと実がなります。

切るのが心配な場合は、切らないか少しだけ切って植えるとかで大丈夫です。

手順は、、

1.場所決め
2.穴を大きめに掘る
3.植穴に立てる
4.半分くらい埋め戻す
5.水を植穴いっぱいに注ぎながらさらに埋め戻す
6.埋め戻し途中に木を揺らして根鉢と土を一体化
7.水が引いたら平らに均す

こんな感じで植えていきます。

場所決め

植える場所は、日陰でも大丈夫だけど日向の方が成長が早く実をたくさんつけられます。

なので、半日日陰の場所でも大丈夫そうですね。

場所が決まったら根鉢より大きく掘りましょう。

穴を大きめに掘る

ブルーベリーの植え方
向きを合わせたり多少動かせる

こんな感じで大きめに掘ると、鉢の周りの土がほぐされて柔らかくなり新しい根が伸びやすくなります。

ピッタリでも大丈夫なのですが、余裕があった方が水も入りやすいので木には良いと思います。

穴が掘れたら…

植穴に立てる

植穴に立ててみて、周りの地面と根鉢の上面が同じくらいの高さになるようにします。

植穴が深すぎて幹が土の中に埋まってしまうと、幹から根が出てきて成長に良くない状態になります。

根が上下に出る二段根(にだんね)という状態です。

この状態にならないように、その木が今まで暮らしてきた環境に合わせる感じです。

高さが決まったら…

半分くらい埋め戻す

ブルーベリーの植え方2

最初から全部埋め戻すと、土中に空気が残って根に土がしっかりとくっつかないです。

空気を出しやすく根の活着を良くするために半分くらいにしておきます。

ピッタリ半分じゃなくて少し多めに埋め戻しちゃって大丈夫です。

半分くらい土を入れたら…

水を植穴いっぱいに注ぎながら、さらに埋め戻す

ブルーベリーの植え方3

水をあげる時は、最終的に植穴いっぱいに水を入れるようにします。

これは、植穴の中の空気をなくすための大事な工程です。

半分くらい埋めてある土が泥になるくらい水をあげると、下から空気がプクプク出てきます。

半分くらい埋め戻した土が泥状になったら、水と一緒に土を入れて周りの地面と同じ高さまで埋め戻しましょう。

埋め戻している途中で…

木を揺らして根鉢と土を一体化

ブルーベリーの植え方4
活着を良くさせるため

植穴の中が水と土でいっぱいになりそうになったら木を揺らしましょう。

木を揺らすと根鉢も動くので、残った空気を出すのと土をしっかり根鉢につけることができます。

水が引くときに隙間なく土が締まっていくイメージです。

水が引いたら…

水が引いたら平らに均す

水が引くと根鉢の周りが少しへこんでいたりします。

植穴の周りから土を寄せて平らにしておくか、植穴の周りに土を寄せて水鉢を作って完了です。

水鉢とは?

ブルーベリーの植え方・水鉢
掘った植穴の周りに土手を作る

植木の周りに作る水鉢(みずばち)とは、木を植える時に掘った穴に効率よく水を流し込むことができる土手の役割をします。
平らのまま水をあげると根鉢に浸透する前に周りに流れてしまうので、水鉢で水をせき止めて浸透させることができます。

植える木が大きい場合植穴を深く掘らないといけないので、根鉢の下まで浸透させるのに時間がかかるため水鉢が必要になります。

なので、根鉢の小さい苗木などのあまり深く掘っていない場合は作らなくても大丈夫です。

倒れる心配がある場合

植えた時に葉がたくさんあり重たい場合、風が吹いて倒れてしまう可能性もあります。

心配な場合は支柱をしてみましょう。

簡単な支柱は、一本支柱です。

ホームセンターに売っている緑色の棒を、、

・幹の横に縦に挿す
・株の横に1~3本挿す
・木に対して斜めに挿す

3つのうちのどれかの方法で木を固定します。

幹の横に挿す場合は、根鉢にも当たるのでなるべく根の少ない場所を探して挿して、幹かしっかりとした枝と緑色の棒を2~3か所結びます。

株の横に1~3本挿す場合は、しっかりとした枝の横に棒を立てて結びます。

斜めに挿す場合は、根鉢の外側から幹の方に傾けて棒を打ち込み結びます。
なるべく上の方で縛ると効果がありますが、上すぎると幹や枝が細くなり効果が弱くなってしまうので、上から1/3くらいのところで縛るとしっかりしやすいと思います。

ブルーベリーの植え方・支柱
ブルーベリーの植え方・一本支柱

新しい根が張れば倒れる心配がなくなるので、揺らしてみて根元がしっかりしたことを確認したら支柱を外して大丈夫です。

木の植え方や注意点などをまとめた記事を貼っておきます。
お時間がある時に読んでいただけたらと思います。

剪定方法

1~3年目は株を育てる剪定で、4年目から維持する剪定をやっていきます。

1~3年の剪定

この期間は、花を咲かせないようにして栄養を幹や枝に集中させます。

幹や枝がしっかりすれば実をつけても疲れにくくできるから、将来に向けての期間です。

1年目

ブルーベリー・剪定・1年目

絡む枝と地際から出る枝(やご・ひこばえ)を切る程度で、主な枝を育てます。

枝先に花が咲くので、その下の葉が残るところで切りましょう。

2年目

2年目も同じように切ります。

この時の状況によりますが、元気な枝がたくさん出ていれば枝を増やすようにしていきます。

残す枝が分からない時は、とりあえず枝先を切って花が咲かないようにして他の枝に絡んでいる枝を切るようにします。

ブルーベリー・剪定・2年目

3年目

やご・ひこばえが出ていたら、残して株を大きくすることもできます。

株にする場合は、全部で3~5本の幹にしてそれぞれ高さを変えて育てるとバランスも良く収穫もしやすくて良いと思います。

枝先の剪定は、すべての枝ではなくて長く飛び出している枝や主な枝から真上に向いている枝と、他の枝に絡むように伸びる枝を切るようにします。

ブルーベリー・剪定・3年目

幹や株の中心から見て枝の向きが外に向くように手入れをしていくときれいになります。

外側だけではなく、木の中の方にまで日が差し込むようになると新しい枝も元気になりやすいです。

4年目以降

ブルーベリー・剪定・4年目以降

ここからは大きさを維持する剪定です。

剪定の順番の例は、、

1.やご・ひこばえを切る
2.胴吹き(どうぶき)を切る
3.大きさを維持するため長い枝を切る

イメージはこんな感じです。

最初にやご・ひこばえを切ると下がスッキリして見えやすくなります。

2と3はどちらが先でも大丈夫ですし、同時進行でも平気です。

2.の胴吹きを切るのはすべての小さな枝を切っても平気ですが、良い向きの枝がある場合は残して育てると形を整えたり大きな隙間をなくすことができます。

残した枝は必ず伸ばさなければいけないわけではなく、そこで枝数を増やして一枝作れば大丈夫です。

上下左右で絡んでいる枝やこのまま伸びると将来的に絡む可能性がある枝は、元から切るようにしましょう。

枝先の長い枝は、なるべく外向きになるように剪定していきます。

ブルーベリー・剪定・芽の向き
伸ばす方向を決められる

4年目以降の剪定イメージはこんな感じです。

大きさを維持しながら花芽を無くさないようにして、風通しを確保できると良いと思います。

まとめ

ブルーベリーを一言でまとめると、、

あまり手間をかけずに育てることができて実を収穫しながら楽しむことができますが、剪定で花芽を無くしてしまうと実がならなくなる木

という感じです。

植える場所が広ければ高くならないように上の枝を切って日差しを確保し、横はあまり気にせず長く伸びた枝を切って風通しが良ければ大丈夫です。

風通しの確保は虫がつきにくくする効果があるけど、まったく発生させないわけではないので虫を見つけたらちゃんと退治しましょう。

剪定は自由な考えで出来るのであまり悩み過ぎずに、

・伸ばしたい枝は切らない
・他の枝の邪魔になる枝は元か途中から切る
・葉や枝が濃い薄いは人それぞれの感覚

なので、手入れをしている本人が楽しめれば全然大丈夫です。

少しでも楽しいと感じないと続かないですもんね。

剪定に限らず何か楽しめるもの・夢中になれることが見付かると良いなと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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